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Random Notes

Chin Up, Cheer Up!!  by Akao

Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
冒険したいお年頃?
おばちゃんパワー炸裂!!
…なのかもしれないけど、この冒険はちょっと頂けなかったね。メリル・ストリープ。
ABBA大好き世代の私、それなりに期待をはずませて行った完成披露試写『マンマ・ミーア!』。

途中、あまりのけたたましさに思わず耳も目も塞ぎたくなった、と言っても過言ではないくらいに、ドタバタ。スクリーンの中にがやがや人がいっぱいいて、意味もなく踊って、みんなでギャンギャン歌う。あぁ。

帰り道、現地合流した友人たちと、「何がいけなかったか」の話になると、最大のきっついポイント、それはメリル・ストリープ。歌は普通に歌えているけど、踊れない。なのに踊ろうとする。しかも、「若い頃は奔放だった」という設定には、無理があり過ぎ。フランス軍中尉の女も、選択を迫られるソフィも、そういう意味の奔放さとは最も遠いところにいる人。そうした過去のイメージが強烈すぎるっていうのも善し悪しだよね、女優さんの場合。本作中でも、ナチュラルというよりはやりっぱなしの容姿をさらけ出しちゃっているから、ますますかつての奔放っぷりっていうのが想像しにくい。メリル演じる女性、昔は女3人でポップスグループを組んでたことにもなっていて、当時の朋友ふたりが加わって話は展開するんだけど、このふたりがまた…残念!なのだ。やたらとはしゃいでいる3人のおばちゃんパワーに、生気が吸い取られていきそうだぁぁぁぁぁー。これでよかったのか、ジェームス・ボンドもMr.ダーシーも!?

でも、メリルの娘役、アマンダちゃんは可愛かったし、島の風景はきれいだったし、ABBAの曲はやっぱり素晴らしい(アレンジがいかにもミュージカル的で気に入らないのもあったけど)。

公式サイトはこちら
http://www.mamma-mia-movie.jp/




Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
ライアン・アダムス新作は!
またこりゃ微妙なジャケだなぁー。
10月28日アメリカ発売です。タイトルは『CARDINOLOGY』。もちろん録音はThe Cardinalsの面々と。
で、これがまた、やっかいなんです。
ヴァイナルが出るのは嬉しいけど、日本には入ってこなさそう。アマゾンでも買えないみたいだし。

メルマガには、「近所のヴァイナル扱い店に行ってね。売り切れご免だよん」みたいなことが書いてある。
急ぎ、ニューヨーク在住のAちゃんにお願いメールを送った私。
無事にゲットできるといいなぁー。
ちなみに、このヴァイナルには、歌詞をプリントしたブックレットや7インチ、ダウンロード・カードがつくそうです。

the Cardinals are:
Neal Casal
Chris Feinstein
Jon Graboff
Brad Pemberton
Ryan Adams

Cardinology is:
Born Into A Light
Go Easy
Fix It
Magick
Cobwebs
Let Us Down Easy
Crossed Out Name
Natural Ghost
Sink Ships
Evergreen
Like Yesterday
Stop

STRICTLY LIMITED EDITION
DELUXE
CARDINOLOGY
VINYL
packaging includes:
Colored Vinyl
Bonus 7" of Heavy Orange b/w Asteroid
Download Card
Cover + Lyric Book by Graphic Novelist Leah Hayes



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
やっとこさ発表になりました!! Welcome Back To Japan!!!
ロックでファンキーでソウルフルな最新作、必聴!
『イーヴィル・アージス』絶賛発売中。
マイ・モーニング・ジャケットですよ。
これを観ずして何を観る!?
大晦日、NYはマジソン・スクエア・ガーデンでカウントダウン・ライヴを演る彼らが、
東京じゃ、ホテル街のど真ん中の、あそこで演りますですよ。
悲しいような、嬉しいような…。

真夜中、雨の中で踊りまくったボナルー。
至福の時でした。

ともかくみなさん、観に行きましょう。
彼らの発するディープなグルーヴにやられてしまいましょう。


http://www.creativeman.co.jp/2009/mmj/index.html



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
日本における米国ロックの行く末は…
ルシンダ最新作。「Little Honey」ですってよ!!
ライアン・アダムスも、ルシンダ・ウィリアムスも、日本盤のリリースはないそうです。

もともとが、日本盤化されにくいものを好む傾向にあったわけですが、ここへ来て、そんな中でもかろうじて日本盤になっていたものすら発売されない。とう悲しみにうちひしがれております。

ライアンもルシンダも、メジャー傘下から飛び出して、こじんまりインディに移籍してくれないかなぁー。そしたら、日本盤もまた出せるだろうに。でも、飛び出しちゃくれないだろうなぁー。日本のことなんか眼中ないだろうし…。あーあ。

Lost Highway、Verve Forecast、Anti、Nonsuch…メジャー傘下の優良インディに所属するMy Favoriteの皆さん、なんとかならんですかねー。

そういえば、ジェニー・ルイスちゃんの新作も日本盤はなし?? M.Ward & ズーイ・デシャネル(She & Him)、ジョナサン・ライス、クリス・ロビンソン(ブラック・クロウズ)、Farmer Dave Scher(Beachwood Sparks)らがゲスト参加、なんとコステロとのデュエット曲まであるのにねぇ。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
今年は無理かなぁ
この数年、手下や旦那が関わっていたりするもので、ちょこちょこ出かけていた東京国際映画祭。でも、今年は時間的に無理そうだなぁ。
今日、試写を観てきた(実は7月に飛行機の中でも観たんだけど、字幕つきでも観たかったのだ)『ヤング@ハート』も出品が決まったそうなので、これはぜひ音楽ファンに観て頂きたいと思うですよ。音楽って、人に生きる力も与えるんだってこと、改めて感じられます。そして、音楽を楽しむということがどういうことなのかを、いやってほど教えてくれます。

マドンナの『ワンダーラスト』は試写を観のがしているから気になります。
『レッド・クリフ』は試写を観るまで2部作だって知らなくて、「この時間でまだこんなことしてていいのかしら?」と心配したあげく、「えぇつ!続きがあるのー!!」とビックリ。中国史好きになたまらないでしょう。わたし的には、わりと淡白に終わってしまった1部。どろどろの展開を2部に期待、なわけです。

でも、1番観たいのは“ミーアキャット”のドキュメンタリーかも。数日前、NHKで観た“ヤマネ”にもメロメロだった私であります。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
難しいもんですねぇー
久々に、ほぼ徹夜しました。とはいえ5時過ぎから4時間ちょっとは寝ましたけど。

何をしていたかと言えば、選曲です。明日、ちょっとしたパーティがあるので、そのBGMをば。
かれこれ35年以上にわたって音楽を聴き続け、「晴れ舞台に立つ日が来たら絶対にこの曲をかけよう!」と、途中何十回も思ったはずなのに、
いざその時が来ると、なかなか決められない。15年前は大好きでも、今聴くとあまりにベタな歌詞に愕然としたり、よくよく歌詞を見たら、内容を思い違いしていたり。あぁ、なんていい加減な私。結局、手近にあるものから入れていって、「ま、こんなもんでしょ」と出来上がり。

そんなところへもってきて、「僕の好みは無視していいよ。キミの好きにして下さい」と言っていた旦那さんからリクエストが。
「2曲だけ、入れてもらっていいかな?」
「いいよー!」と返事しながら、ドキドキドキドキ。
ガンダムかな? エヴァかな? まさか、天才バカボンとかじゃないよな。B'zと尾崎……いやいやそんな恐ろしいこと考えちゃいかん。

結果。
ガンズ・アンド・ローゼズとオアシスでした。
ガンズは「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」じゃなくって「イエスタデイズ」がいいんだって。
オアシスは「ワンダーウォール」を入れてあったけど、それをやめて「リトル・バイ・リトル」に。
歌詞の内容はともかく、この2曲が好きらしい。
普通なんだか、普通じゃないんだか、よく分からないところが、旦那さんっぽい。







Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
ご無沙汰でした!
野生の馬の美しさときたら!!
ほぼ1年、多忙にかまけて手つかずだったAlmost Famousを、この夏から少しずつではありますが、動かし始めました。興味深いインタビュー記事なども随時アップしていく予定です。

で、なかなか東京にいられない昨今、試写や映画館からもめっきり遠ざかっておりますが、現在公開中の『イントゥ・ザ・ワイルド』は絶対に観て欲しい1本です。ジョン・クラカワーによるノンフィクションの映画化で、日本語訳は『荒野へ』というタイトルで集英社から刊行されています。

この本には非常に思い入れがあります。刊行された当時の私は、アメリカの国立公園や大自然に対する興味が非常に高まっていました。実際に友人とドライヴ旅に出かけたりもしており。そんな私のあこがれの地が、アラスカでした。星野道夫さんの存在(と死)も影響していたと思います。だから、書店でこの本をみつけ、迷わず手にとりました。そして、この本を読んでいたことで、かけがえのない人たちに出会いました。

と、そんな思い入れもさることながら、主人公クリス・マッカンドレスのアンバランスさが、愛おしくもあり、情けなくもあり。繊細にして強靭な精神力。洞察力鋭いインテリジェンスを持っているかと思えば、驚くほど無邪気で浅はかだったりもする。けれど、彼の「本気」は痛いほどに伝わって来るのです。頑なまでに自分を生きようとする彼の気持ちに嘘はない。たとえそのために周囲の人間を傷つけても、彼はためらわない。あまりにまっすぐで、辛い。でも、見守らずにはいられない。そんな映画です。ショーン・ペン監督と、クリスの距離感が絶妙です。さすが。パール・ジャムのエディ・ヴェダーは、クリスの心情を120%理解できる男だと思いますが、そんな彼が本作のために書いた音楽が悪いはずがありません。さらに私の場合、風景だけで泣けました。こんなのは『ブロークバック・マウンテン』以来です。雄大な自然の中にあるちっぽけな人間、という構図にはめっぽう弱いんです。

この原作本を読んだことがひとつのきっかけになって、私もアラスカの地を踏みました。冬にオーロラを見に。そして、今。次回は、夏のデナリ国立公園に行きたいという思いが、一層強まっています。


恥ずかしながら、公式サイトのスペシャル・コンテンツにもちょびっと協力しているので、お時間あったらのぞいてください。
http://intothewild.jp/top.html



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 ピクシーズのドキュメンタリー映画『ラウド・クァイエット・ラウド』は、思いがけず、痛みを残す作品だった。

 2004年、再結成を果たしたピクシーズ。全盛期(と言っても日本でポピュラーだったことは一度もない)のライヴを、ロンドンのハマースミスで観たことがあるが、それはそれはもう、言葉にはならないほど、すごいライヴだった。張りつめたテンション、暴発寸前のエネルギー、冷ややかな視線…いろんなものが渾然一体となって迫ってきて、フラフラになった。

 あの時のあの感覚を取り戻すことは無理だとしても、やはりこれを見逃す手はない、と、再結成初見参となるコーチェラ・フェスティバルまで足を運んだ。ステージの上には、年をとり、相応に中年太ったメンバーの姿があったが、それでも鳴らされる音や吐き出される歌には、凄まじい吸引力があった。

 そんな彼らの、再結成の日々を追ったドキュメンタリー。
 
 それぞれが抱えたプライヴェイトな問題。

 お互い、ののしりあうことも、歩み寄る事もしないまま、過ぎて行く時間。

 ステージだけが、音楽だけが、4人を結びつけている。

 こんなバンドも、あるんだ。

 アルコール依存症克服中のキムは、双子の妹ケリーを伴い、常に行動はケリーとふたり。
「私には、あなたがいればいいのよ」と話すキム。ちょっと前に観た『ブラザーズ・オブ・ヘッド』を、
思い出した。双子のつながりって、私たちの想像を超越しているのかもしれない。

 必見!

 



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 2007年の試写1本目は、『神童』。

 日本初の本格クラシック映画というふれこみだけど、それはここ数年来のクラシック・ブームを意識してのことだろう。テレビで『のだめカンタービレ』が大成功した後だけに、差別化をはかりたいっていうのも、ありかな。どっちも、コミックが原作だしね。

 『のだめ〜』がテレビ・ドラマ枠でありながら、見事にコミックの世界観を再現してくれたのは、本当に嬉しい驚きだった。そしてこの『神童』もまた、コミックにあった独特の流れを丁寧にスクリーン上に再現してくれている。クラシック音楽が物語において大きな比重を占めていることは間違いないけれど、ハトリ・ミホやクラムボンによる音楽がそんな中で鮮烈な輝きを放っている。もちろんクラシックの演奏にも聞き所はあるのだろうけど、詳しくない私にえらそうなことは書けない。ただ、ひとつ言えることは、クラシックだろうとロックだろうとポップスだろうと、やはり音楽は人の心から生まれ、人の心で奏でられ、人の心に響くものなのだ、ということ。それを改めて、静かに、でも強烈に思い知った。そういう映画なんだ、と思う。

 主演の鳴海璃子ちゃんは14歳。美少女好きの私は、彼女が出ているドラマを欠かさず観てきたが、これまで年齢より大人びた表情が印象的だった彼女、本作では14歳という年齢にふさわしいオトナコドモぶりがいい。複雑なお年頃なんだよね。一方の、松山ケンイチも『デスノート』での才気走ったLとは真逆と言っていいほど朴訥とした青年を好演。ラストシーンでは、思わず、ジィィィーンときちゃいました。

 原作、もう1回読みたいけど、売っちゃったんだよなー(苦笑)。こりゃ、マン喫かな。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 昨年に続きニール・カサールの来日です。

 昨年の大晦日、鎌倉のカフェ・ゴーティでニールのライヴを堪能し、みんなでおそばを食べ、一人で(苦笑)鶴岡八幡宮に初詣に行ったのが、つい昨日のことのよう。けれど、そんな、ちょびっと侘しい初詣のおかげといいましょうか、06年は悪くない1年でした。いや、05年に比べればかなり良い1年だったと言っていいでしょう。

 と、それはさておき。ニールの歌を聴くと「今年も終わりだなぁ」と思うわけです。今回のライヴは、池袋ポルカドッツにて。ディラン・カフェ/バーとして知られるこのお店、当然店内はディラン一色です。雑居ビルの地下にあって、落ち着いた雰囲気がいいですねー。

 ニールのライヴは2部構成、というとなんだか大袈裟ですが、ま、途中でトイレ&ドリンク休憩を挟むって感じです。見知った顔も多く、店内のムードもほっこり。

 昨年の大晦日に購入した最新作『No Wish to Reminisce』では曲のクオリティの高さもさることながら、見事なサウンド・アンサンブルをバックにまっすぐ飛び込んで来きながら、そこはかとなくロマンチックでメランコリックな後味を残す歌を聴かせてくれ、今さらながら「やっぱ、好きだわぁ、この人の歌」と再確認させてくれたニール。そんな彼のライヴが、つまらないわけがないのですよ。

 年末、引越、締め切り…その他もろもろでボロボロだった私の心身は、ニールの歌でかなり回復しましたね。すべてを忘れて没頭できる歌。ギターの演奏もいいけれど、さりげなく弾き始めるピアノがまたいいわけです。ゲスト演奏者に昨年同様良原リエさん(ピアノ、ピアニカ)と、田中貴(ベース)を迎えて演奏される曲でも、ニールが醸し出す雰囲気が壊れることはなく、3人の相性のよさを実感。特にリエさん、控え目に際立つ存在感が絶妙です!

 現在、やんちゃ坊主ライアン・アダムス(禁酒は続いているのか!?)率いるカーディナルスの一員でもあるニール、この夜は「ライアンの曲を演ります」と言って、「ディア・ジョン」をプレイ。これまた、なんと地味渋な選曲! ライアンが歌うとかなりの悲壮感が押し寄せて来るこの曲、ニールが歌うといい意味で“軽く”なるのが、おもしろかったです。

 そんなわけで、年明け7日に下北沢『ラ・カーニャ』で行なわれるライヴにも、また行きたいなぁ、と思っています。うまく、関西方面から間に合う時間に戻って来られたら、ですが。

前売り3500円(当日3700円)で、これだけの演奏が聴けるなんて安いもんです!と断言しましょう。世の中、男性シンガー・ソングライターがブームだ、って言うなら、ニールのような人の歌も、もっともっとたくさんの人に聴いて欲しいな、って思います。

http://www.ne.jp/asahi/smalls/music/NC/



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
早速、観て来ました。ブルブル震えるウィンブルシートで。

ダニエル・クレイグの6代目ボンドが、いいです。決定時の「えぇ〜」は、クレイグ主演作品『レイヤー・ケイク』を観て「ふむふむ、なかなか」になり、この本番で「やるじゃん!」まで昇格しました。

ものすごい肉体派ボンド。全裸で拷問のシーンなんか、欧米女性客に向けてのサービス映像か!?ってくらいの完璧ボディ。ポーカーフェイスも板についてて、スパイ稼業をまっとうしている。ところが、愛する女が現れて、ポーカーフェイスに笑みを浮かべたあたりから調子は狂い始めてしまうわけだ。哀しい男のサガ、ってやつでしょうか。

ともあれ、従来のキザでお洒落で洗練されたボンドにはない、無骨さがまた、新鮮なわけですよ。

今回主題歌を歌うのは,クリス・コーネル。グランジ・ブームの一角を担ったサウンドガーデンのフロントマンにして、現在はオーディオスレイヴで活躍中。主題歌は、映画のオープニグから流れるのだけど、これが、なんとも、分かりやすいというか、ちょっと幼稚な主題歌なのが残念。同行者とふたりで「なんで、こんなできそこないの戦闘ヒーロー・アニメ・ソングなの!?」と頭を抱えた次第。でもって、なんで歌うのがコーネルなの? 彼の迫力ある歌声が全然活かされてないんだなぁ。いいヴォーカリストなのに。エンドロールでも再び流れるけど、ちょっと腰砕けな感じ。ちなみに、オリジナル・サウンドトラックにはこの曲、なぜか収録されておりません。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 久しぶりの東京厚生年金会館。
 フー・ファイターズ、一夜限りのアコースティック・セット。
 本当なら4日の武道館で大騒ぎするはずでチケットまで買っていたんだけど、さらに観たいバンドの来日が重なり、泣く泣く断念。だから、このスペシャル・ナイトだけははずせない!と臨んだわけ。
 ただし。ロック&アコースティックの2枚組を聴いた時点では、「やっぱ爆音&絶叫のフーが好き」と思った私。今回のアコースティック・ライヴが収録されたDVDやCDも周囲では賛否両論だったので、いっそのことそれらに触れず、本番直行!!

 デイヴ・グロールという人は、自分でも言っていたが「おしゃべり好き」であり、そのおしゃべりがうまいしおもしろい。頭の回転が速い上、気配りの人でもあるからして、日本人にもわかりやすいようにハッキリ、ゆっくり、身ぶり手振りも添えながら話してくれる。だから、外国人客の笑いまでには追いつかずとも、日本人でもかなり笑える。こういう和んだ空気は、通常のフーのライヴにはないから楽しい。アンコールで出て来た時には、ニルヴァーナ加入のエピソードを延々と披露。その頃におんぼろギターで曲を書き始めたと言い、さらには、ふたりの友達のことを書いた曲だと紹介して「Friend Of A Friend」を演奏、笑って泣かせる術にやられました。

 で、肝心のアコースティック・セット。こちらには、正直、物足りなさが残った。

 確かに、スキン&ボーンズ。エレクトリックでは沈んでしまいがちな歌メロがはっきり聴き取れるから、メロディ・メーカーとしての才を再認識するにはいい機会だったと思う。普段、アコースティックを聴き慣れていない人には、新鮮味もあっただろう。けれど…。

 アコースティックとはいえ、実際にはプラグ差してアンプやスピーカー通してるんだから、本当の意味でのアコースティックではないわけですよ。でもまぁ、それはいいとしましょう。それより私が気になったのは、パット・スメアやペトラ・ヘイデンを含む達者な演奏者を揃えておきながら、各々の音色を活かし切れていなかった点。これは、あまりにもったいない。

 演奏構成は、デイヴがひとりで弾いて歌う、または、全員でバンッと演奏するのふたつ。そして大抵の曲は、スタートの音数は少なく、徐々にみんなが参加し、最後は一斉に盛り上げてエンディング、というパターン。これでは、あまりにもったいない。ここに引き算の発想があればこそ、アコースティック・セットの良さが生きたのに。例えば、1曲丸ごとデイヴのギターとペトラのヴァイオリンで通す、とかね。必要とあらば、デイヴはギターを置いちゃってもよかったんだよ、あとふたりもギタリストがいるんだから、とかね。もっともっと、アコースティックを意識した楽器アンサンブルを見せて欲しかったなぁ、と強く思った次第。「あの曲のペトラの音色、素敵だったねー」とか、「あそこでのパーカッションはかなり活きてたね」とか、言えるくらいに。

 フー・ファイターズなんだからこれでいいんだよ、とは言いたくないし言われても納得できないぞ。フー・ファイターズなんだからもっと出来たはず!ではないのか、な?




Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 U2、8年8ヶ月ぶりの来日公演初日を観て来た。

 四半世紀に渡り、1度のメンバー・チェンジもなく、ここまで走り続けている奇跡に、まずは拍手。
 しかも、前回の『エレヴェイション・ツアー』からは、ステージ上にも4人だけ。過去、ダンス・ミュージックに接近したり、きらびやかな装飾をまとったり、巨大なセットを持ち込んだりしたこともあったけれど、この数年は、シンプルかつ反骨精神剥き出しの“ロックおやじ”と化している。その姿が、もう、たまらなくカッコイイ。

 テーマは「共存」。北アイルランド紛争で起きた流血事件をもとに書かれた「ブラッディ・サンデイ(血の日曜日)」は、今から20年以上も前の曲だが、今という時代にリアルに響く。それは、バンドにとっても私たちにとっても、決して幸せなことじゃない。中島みゆきの歌じゃないが、「そんな時代もあったね」と、いつか笑うことができればいいのだが…。

 けれど、そこで悲観にくれることには意味がないということも、同時に彼らは伝えて来る。「ブラッディ〜」を演奏する時にボノが頭にまいたはちまきには、イスラムの月、ユダヤの星、キリストの十字架、などが黒マジックで描かれていた。そして、スクリーンには「共存」。

 ノーベル平和賞候補にも挙がったことのあるボノは、今回、安倍首相にも会いに行っていたが、そうした彼(彼ら)の政治的主張や活動を「鼻につく」と嫌い、「偽善者」と呼ぶ人もいる。「所詮はミュージシャン。音楽だけやってりゃいい」ということなんだろうか。毎年クリスマス時期になると、どこからとのなく聞こえて来るバンド・エイドの「Do They Know It's Christams」をして、「世界にはキリスト教じゃない国もあるのに、傲慢だ」と言う人もいるのだから、文句は何にだってつけられる。ま、それはともかく。要するに、何もしない人は文句も言うな、と私は言いたい。さらには、偽善者だろうが何だろうが、その人のすることがきっかけで、現実に救われている命があり、守られている人権があるのなら、いいじゃないか。素晴らしいことじゃないか、と私は思うわけだ。

 エンターテインメント性と主張が理想的に噛み合った2時間強。次々に繰り出されるヒット曲のオンパレードに満腹、満足。15000円払っただけのことはあった。そして、07年、お正月の書き初めは「共存」に決まり!!だ。書き初めするなら、の話だけど…。
 



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ハサウェイ演じるアンディが「サイズ6号のおでぶちゃん」扱いされるところで、すでに観客の頭には「??」がつくと思うんですけどねー。
 金曜日。夕方、表参道で友人Eちゃんと待ち合わせして、まずはアニエスb.へ。ここで開催されている写真展『バンダパール NYアンダーグラウンド60s,70s,80s』を見て来た。

 10人のフォトグラファーの作品を一挙に見せるこの企画。点数もあるし、ウォーホルにバロウズ、ヴェルヴェッツ、ドールズ、ストーンズ、ラモーンズ、デビー・ハリー、イギーなどなど、いかにもニューヨークな貴重写真もたくさんあって、見応えはあるのだけど、限られた展示スペースと、一気に10人分という点数のバランスが悪いように思えた。
 ゆっくり、間をおきながら、見たかったけど、それは無理。残念!

 Eちゃんと話したこと。「この当時のアーティストは、やっぱりオーラが違うよね。言い方は悪いけれど、ある程度腕のあるカメラマンなら、誰を撮っても“作品”として成立する。それは多分、カメラマンの腕ではなく、被写体が放つオーラのせいなのだろう。そう考えると、最近は、オーラのないアーティスト(私たちの会話の場合、ミュージシャンを意味する)が圧倒的に多い。特にモノクロで撮影した日にゃ、雰囲気も何もなく、ただカラーより見劣りしてしまうだけ。哀しいね」

 六本木に移動したところでEちゃんの仕事仲間Oちゃんが加わって『プラダを着た悪魔』を観る。平日の金曜日、19時15分の回。客入りはなかなか。
 ジャーナリスト志望のアンディはファッションに対する興味がゼロ。それでも、キャリア・アップの為にまずは有名ファッション誌の編集長アシスタントとして働き出すも、その編集長が、一切の言い訳/質問を許さない独善的人間で…、というお話。アンディ演じるは、『ブロークバック・マウンテン』で光ったアン・ハサウェイ。一方の、悪魔編集長を演じるはメリル・ストリープ。こんなにお洒落で奇麗な役、久々じゃない!?

 モード全開に着飾った同僚をどこかでバカにしているアンディ。だって、彼女の夢は『ニューヨーカー』か『ヴァニティ・フェア』で働くことだから。けれど、いつの間にか社内での相談役になっていたナイジェルの「ファッションをバカにしちゃいけない」という話に感化され、一念発起、編集長アシスタントにふさわしく外見を磨き、理不尽なリクエストにも対処していく。

 ところが、だ。仕事ができるようになれば、当然忙しくなり、恋人の誕生会にも間に合わない。そんな彼女を、恋人や友人は「あなたは変わった」と責め始める。ここで、私は「なんで?」と思っちゃったのだ。一生懸命仕事をして、何が悪い!? 映画の中でだってアンディは、「人の心を失った」ような描かれ方はしていない。いつも上司のリクエストに応えるべく必死にかけずりまわっているだけ。一方では、恋人との約束をなんとか果たそうと努力してる。仕事のせいで、久々に会う父親とのディナーが壊れたり、恋人と時間を過ごせなかったり、協力者に言いよられてしまったりしても、別にいいじゃん、と思う私のような人間に、この映画を観る資格は、最初からなかったか!?

 従って、結末も解せないのですよ。「なんでー??」。これって、働く女の子応援映画じゃなかったの!?!? どうやら、違ったらしい。

 ハサウェイとストリープの熱演に救われつつ、男性陣キャストにまったく魅力がないのも問題。特に、アンディに近づいて来るクリストファーは、スコット・スピードマンが格好悪く年をとったらこんな感じ?みたいな風貌で、頂けない。こんな所にこそ、パトリック・デンプシーあたりをはめてくれたら、よかったのになぁ。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 と、思いました。『マリー・アントワネット』を観て。

 14歳でオーストリアからフランス王室へ嫁いだマリー。誰も知らなかったマリーがここにいる、みたいなうたい文句のこの映画。監督は、ソフィア・コッポラ嬢だ。

 しかーし、『ベルサイユのばら』世代の私からすれば、この映画に出て来るマリーは、すでに30年前に池田理代子が『ベルばら』で描いていたマリー。もともとは『ベルばら』も、オーストリアの作家が書いた小説『マリー・アントワネット』に感銘を受けた池田による創作ということらしいので、どこまでがオリジナル・ストーリーなのかは定かじゃないけれど、とにかく、ソフィア映画のマリーは、決して新しくない。

 さらに言うなら映画では、フェルゼンとの恋愛がやけに軽く描かれているのにも不満は残るし、後半、やけに先を急ぎ始めて、あちこち説明不足、のような気もしてならない。おまけに、前半にはユーモアがあったのに、後半にはそれがまるでなし(ま、話の展開上無理もないのか)。いっそのこと、嫁入りして、1日も早く後継者をと周囲にプレッシャーをかけられるも、国王とは夜の生活なし!で、肩身が狭くなり、そのストレスから浪費に走るという、ある意味、無垢で無邪気な10代のみに焦点をあててもよかったのではないか、と思ってしまった。

 ならば、何が見所か? まずは、キルステン・ダンストのコスプレ! 御姫様願望はないけれど、数々のきらびやか&可憐なドレスはかわいー。それを着るキルステンも、かわいー。ガーリーな世界がお好みならば、はまること間違いなし。
 コッポラ一族で、かつてはファントム・プラネットのドラマーとして来日も果たしているジェイソン・シュワルツマンの情けない国王ぶりもいい。
 そして。なんたって、本物のベルサイユ宮殿ですからね、撮影は。これも間違いなく見所でしょう。

 音楽は、相変わらずソフィアです。いつもよりさらに、あざとく奇をてらった感は否めないものの、スージー&ザ・バンシーズやバウワウワウ、ギャング・オブ・フォーにザ・キュアー…とニュー・ウェイヴで攻めて、ザ・ストロークスまでが宮殿の豪華絢爛なお部屋に流れちゃう。さすがにこれには、笑いました。やるか、ここまで…。彼氏のバンド、フェニックス(2007年2月単独来日公演決定!)も、もちろん参加です。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 秋の更新が出来ました。とは言っても、不完全原稿や出番待ちの写真は、まだまだ私のマッ君の中に入っているわけです。年内かけて、徐々に更新していくので、時々立ち寄ってみてくださいね。

 東京国際映画祭が身近だった今年。期待した『ナチョ・リブレ』は、単純に笑わせて頂きました。それよりも、友達のQちゃんに誘われて行った(Qちゃん本人は仕事でドタキャン)『リトル・ミス・サンシャイン』に、やられましたですよ! 少し前に観た『イカとクジラ』も家族もので、痛みを伴いながら心揺らされましたが、『リトル〜』の方が、ほっこり度で勝った、と言ったところでしょうか。

 アリゾナに住む少女が、ミスコンの決勝戦に出るためカリフォルニアへ向かうお話なのですが、ミスコンはさほど重要ではなく、カリフォルニアへ行く道程が重要。オンボロだけどキュートな黄色いワーゲンのバンに乗った崩壊寸前ファミリーの悲喜こもごも。ミスコンとはほど遠く、お腹はぽっこり出ちゃってるわ、でっかいメガネはかけてるわの少女がたまらなく可愛く見えて来ました。

 4年前にアリゾナ1周ドライヴを決行した身には、巨大なサボテンが林立するアリゾナの風景も懐かしく、そこにスフィアン・スティーヴンスの曲なんか流れてくれちゃったら(アルバム・タイトルは『イリノイ』や『ミシガン』で、まだ『アリゾナ』はないのですが…)、おぉ!ってなもんです。

 そんな私ですが、数日前、興味本位で『ホステル』も観に行っちゃったんですねー。ロンドン・ダンジョンも楽しめたくらいだから大丈夫かなー、って。でも、「うひゃぁ、これは痛いよぉー!!」の連続で、目をそむけたり、手で覆うこと数回。なら行くな、って話なのですが、ここが好奇心旺盛人間の愚かなところなわけです。この映画が、たとえ1週でも興行成績のトップに立つアメリカって国は、一体…!? ただ、思いがけずと言ったら失礼ですが、単なる猟奇殺人ものではなく、ストーリーに起承転結があったのは◎。うまい話には罠があるんですよ。お気をつけあそばせ。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao
 8月末から9月いっぱいまで全国行脚の生活を送っていました。そしたら、あっという間に夏は去り、世の中はすっかり秋。観たかったのに逃したライヴや映画、取り戻して行かねばー。

 で、この前観て来た『人生は、奇跡の詩』(http://www.movie-eye.com/lineup/2006/07/the_tiger_and_the_snow.html)。

 これが、なんとも素敵な映画でした。『ライフ・イズ・ビューティフル』でオスカーを手にしたロベルト・ベニーニの最新作なのですが、なんともロマンチックかつせつなく、痛く、可笑しいのですよ。イタリア男のしつこい求愛は、最初こそ「そこまでやるかー」と思うけど、段々、ここまでできたら立派なもんだ!に変わっていきます。

 愛するがゆえに、破天荒な行動に出て無茶をする主人公のひたむきさに、やられます。そして、その背景に描かれているのがイラク戦争であるところもミソ。たんなるあまったる〜い恋愛映画じゃないんです。これは、ひとつまみの希望が、この上ない絶望にも勝って奇跡を起こせるというお話。

 物語に、花を添えるのはトム・ウェイツ。しぶーいしゃがれ声の“唄うたい”が登場人物を見守る目は、ひたすらあたたかくてグッときちゃいました。あの存在感の源は、一体、何なんだろう。というわけで、CD棚から引っ張り出して、トム・ウェイツ聴いてます。でも、朝より、夜中の方が似合いますな。秋の夜長に、トム・ウェイツ。ふふ、大人になった気分(って、お前は何歳なんだ!と、自ら突っ込みいれておきましょうね)。



 なかなか前に進みません。なのに、次から次へとやりたいことはたくさんあって、「あぁ、1日が30時間あったらなぁ」と思う今日この頃。

 いよいよ、夏フェス・シーズン到来です。まだ梅雨も明けていないというのに、ね。今日もこれからフジの裾野まで行きます。明日、朝一番のアクトが観たいから。今年初開催になる『ウドー・ミュージック・フェスティバル』。果たして、どうなることやら…!?

 今週は、火曜&水曜にコールドプレイ@武道館、そして木曜日はジャスティン・ティンバーレイク@ZEPPに出かけたわけです。ま、詳しいライヴの話は後日改めますが、コールドプレイの2日目、私が座っていたスタンド席の真下で、ノリノリだったジャスティン君がなかなかかわいかったです。「Yellow」なんか、腕を高く天にかざしちゃって大喜びしてたし、アンコールを求める拍手も大観衆の一員として一生懸命だったし。

 後で聞いた話によると、両者は開演前にご対面をしてて(クリスの奥方様グウィネスや愛娘アップルちゃんも、ね)、かなり打ち解けていたとか。でもって、以前からコールドプレイのファンだったというジャスティンの為にクリスってば、ステージ上でほんの一瞬だけどジャスティンの新曲「セクシー・バック」をご披露したのでした(って、私は全然気づかなかったんですけどねー)。

 次回は是非、ジャスティンにもキャメロンを連れて来てもらって、女優対決して頂きたいものですなー。



Chin Up, Cheer Up!!  by Akao