日本に来てどのくらい?
ショッピングや観光の時間はありましたか? 8日目…かな。到着した初日にショッピングに行ったわ。渋谷や原宿は一通り回ったと思う。4〜5日前には皇居に行って桜もたくさん見て来たのよ。私はとってもラッキーだったわ。こんなに桜がきれいな時期に日本に来ることができたんだもの。美しくて、非現実的な光景を見ているような気分になるわ。
日本を好きになれそうですか?
もう、大好きよ! みんなに歓迎されて、やさしくされて、滞在をエンジョイしているわ。一緒にアメリカから来た家族やスタッフもみんな日本のことが大好きになっちゃったわ。
初めて日本を訪れる外国人は、何かしら驚くことや
不思議に思うことがあるみたいだけど、どうですか? どこへ行ってもきれいでビックリしてる。同じ都会でもニューヨークやロサンゼルスは、ゴミやグラフィティ(落書き)であふれているのに、東京ではまったく見てないもの。道ばたにもゴミは落ちてないし、でも、そこら中にゴミ箱があるわけでもないでしょ。だから、みんな、どこにゴミを捨てに行くのかなぁ?って不思議に思ってるくらい(笑)。あとは、人々の姿勢っていうのかな。お互いを尊重しあう精神とか、やさしさ、気遣い…それが驚いたことかな。みんながあまりによくしてくれるから、一緒に来ている母やレーベルの人とも話していたのよ。「日本にいると私たちもいい人になれるような気がするね」って。「こういうやさしい気持ちをアメリカに持ち帰って、友達や家族に接することができたら素敵だね」って。そういう日本で、ショウケースという形ではあったけれど、初めてライヴをやってみてどうでしたか? 楽しめましたか? 実は、私は出張中でショウケースを見逃してしまったんです。ごめんなさい。
そんな、いいのよ。でも、次回はぜひ観てね。私自身はとても楽しめたわ。オーディエンスの反応がよくて最高。つい言っちゃったもの「これまでで最高のオーディエンスだったわぁ!」って。エネルギーが溢れてて、私もショウをやっている間中、笑顔にならざるを得なかったくらい。実は日本に来る前からずーっと数週間も風邪をひきっぱなしで、内心はどうなることかとドキドキハラハラしていたんだけど、いざ始まったら、そんなこと関係ないわ!ってくらいに熱が入っちゃった。これまでにアメリカでは何回くらいショウをやっているんですか?
去年は100回くらいやったかな。今年はすでに30〜40回やっていると思う。フェスティバルにも30回程度は出演していると思うし。
今年もこのペースは変えずに行くんですか?
そうね。このペースはキープしたいけど、2ヶ月くらい家に帰って休暇も取りたいと思ってるの。この休暇は今の私に必要なことだと思うから。17歳の私が今していることは、自分が心から望んだことで、本当に素晴らしいことだけど、こんなにも長い間、家族や友達と離れて暮らすのは結構辛いの。
バンドのメンバーは、ずっと変わらずに同じ?
ベース・プレイヤーだけ去年の5月に交替したけど、ギタリストとドラマーは最初っから変わらないわ。私にとっては、お兄さんみたいなものね。
ツアーに出て始終同じ顔を見ているとストレスがたまることもあるだろうし、周りは男性であなただけが女の子なわけだからオフの過ごし方も違ってきちゃいますよね?
みんな23〜24歳なんだけど、血のつながらない兄みたいな存在であることは確かで、揃って私に悪戯してくるような子供っぽさもあるのよ(笑)。でも、私だって負けてないわ。悪戯仕返してやるの。でも、そうね、ツアー中は確かにストレスがたまって、泣き出したりしちゃうこともある。だけど、それはお互い様というか…みんな多かれ少なかれストレスは抱えるし、相手に優しくなれない時もある。彼らにとって、私が、そういう存在になってしまう瞬間だってきっとあると思うの。さっきは私がメソメソ言ってたけど、次の瞬間には別のメンバーがイライラ、ってことも実際にあるしね。これこそ兄弟みたいなもので、どんなことがあっても、ステージに上がればまた無言のうちに同じ目的に向かえていたりするのよ。それでOK!現在17歳のあなたですが、ひとりで音楽業界に入り、ツアーの生活を送り…という経験は、ちょっと早過ぎたかな、と思うことはありませんか?
それは、ないな。ものごとにはすべて理由があると思ってるの。今、私がこのタイミングでこうしているのにも、何かしら理由があるはずだ、って。例えば、今が1番いいタイミングなのかもしれないし。アンチ・コンフォミティという私のメッセージ…流されるな、型にはまるな…は、大人が若者を上から見下ろして押し付けたりするものじゃなく、同世代の私のような人間が同じ目線で発してこそ届くんじゃないかしら。だったら、今がやりどきってことよね。だから、文句は全然ないわ。ツアーも好きだし。ただ、ほんのちょっと休みが欲しいだけ。この後2週間の休みが取れたら、その後は1年間ツアーが続いてもきっと平気だから。
あなたのショウケースは見逃してしまったけれど、今回私はニューヨークで、「イラク兵を家に戻そう」という主張のベネフィット・コンサートを観ました。提唱者は、R.E.M.のマイケル・スタイプだったのですが、私はそこで改めて音楽が持つ力を実感したわけです。あなた自身が考える音楽が持つ力−−人をハッピーにしたり、慰めたり、泣きたい時にもっと泣かせてくれたりもするけれど−−とは、どんなものだと思いますか?
すごくいい質問だけど、難しいな…。ソングライターとリスナーが関係性を築くことができた時に、音楽の持つ力は発揮されると思うんだけど…。曲によっては、私が感動しても他の人は何も感じないというものもある。音楽が持つムードや歌詞、メロディ…あるいはその音楽を聴いている時の状況なんかも、音楽の力が発揮されるところには関連していると思う。だから、役割は何かひとつではなくて、その時々に変化するというか…これで答になっているかしら?
では、あなたの音楽を聴いたファンがそこにいたとして、どんな感想を言われるのが1番嬉しいですか?
実は日本でファンの女の子から手紙をもらったの。彼女は鬱で、入退院を繰り返しているんだけど、私の音楽を聴くと元気になる、励まされるって、言ってくれた。私の音楽が人を突き動かしたり、誰かを助けることができるんだと思ったら、感激したわ。
そうですね。そして、それは同時にミュージシャンとしての自分に課せられた責任を感じることでもありませんか? あなたの書く歌詞や、発言にも影響を受ける人がいるということは、責任も持たなくちゃいけませんよね。
まったく同感よ。とても責任の重い仕事だと思うわ、ミュージシャンは。でも、それっていいことよね。音楽ってとてもパワフルなものだし、私自身にとっても音楽は、ハッピーな時、辛い時、寂しい時、人生のどんな時でも鳴っているのよ。音楽は私の人生の一部なの。だから、たとえ重い責任を負ってでも、人に影響を与えることができる音楽を作っていくことができるミュージシャンという仕事に誇りを持っているし、私はミュージシャンでいることが大好きなの。
では、最後に、あなたが好きな言葉を教えてください。
(笑)私たち、ツアー中の内輪のジョークで、ラジッド(ragged/ボロボロ、ヘロヘロ)って言葉をよく使ってるんだけど、これが「好きな言葉」じゃ、あんまりだからなぁ…、やっぱり「アンティ・コンフォミティ」かな。これが今回のアルバムのテーマでもあるし、ね。
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どこへ行ってもきれいでビックリしてる。同じ都会でもニューヨークやロサンゼルスは、ゴミやグラフィティ(落書き)であふれているのに、東京ではまったく見てないもの。道ばたにもゴミは落ちてないし、でも、そこら中にゴミ箱があるわけでもないでしょ。だから、みんな、どこにゴミを捨てに行くのかなぁ?って不思議に思ってるくらい(笑)。あとは、人々の姿勢っていうのかな。お互いを尊重しあう精神とか、やさしさ、気遣い…それが驚いたことかな。みんながあまりによくしてくれるから、一緒に来ている母やレーベルの人とも話していたのよ。「日本にいると私たちもいい人になれるような気がするね」って。「こういうやさしい気持ちをアメリカに持ち帰って、友達や家族に接することができたら素敵だね」って。
そんな、いいのよ。でも、次回はぜひ観てね。私自身はとても楽しめたわ。オーディエンスの反応がよくて最高。つい言っちゃったもの「これまでで最高のオーディエンスだったわぁ!」って。エネルギーが溢れてて、私もショウをやっている間中、笑顔にならざるを得なかったくらい。実は日本に来る前からずーっと数週間も風邪をひきっぱなしで、内心はどうなることかとドキドキハラハラしていたんだけど、いざ始まったら、そんなこと関係ないわ!ってくらいに熱が入っちゃった。
みんな23〜24歳なんだけど、血のつながらない兄みたいな存在であることは確かで、揃って私に悪戯してくるような子供っぽさもあるのよ(笑)。でも、私だって負けてないわ。悪戯仕返してやるの。でも、そうね、ツアー中は確かにストレスがたまって、泣き出したりしちゃうこともある。だけど、それはお互い様というか…みんな多かれ少なかれストレスは抱えるし、相手に優しくなれない時もある。彼らにとって、私が、そういう存在になってしまう瞬間だってきっとあると思うの。さっきは私がメソメソ言ってたけど、次の瞬間には別のメンバーがイライラ、ってことも実際にあるしね。これこそ兄弟みたいなもので、どんなことがあっても、ステージに上がればまた無言のうちに同じ目的に向かえていたりするのよ。それでOK!
