−−日本には昨日到着しているんですよね。
ローラ:日本国内を旅できるのが、楽しみね。
トーマス:新幹線にも乗れるし!
−−すでに昨秋、プロモーション来日を果たしてショウケースも行なっているわけですが、日本や日本のファンに対してはどのような印象を持ちましたか?
ローラ:ショウケースの会場が一杯だったことが、まずは嬉しくて驚きだったわ。
ジョニー:ショウの後にファンの人達とミート&グリートをしたんだけど、イギリスではああいうことほとんどやらないんだ。すごく、いいなって思ったよ。
トーマス:お客さんの盛り上がり方にびっくりしたよ。日本人はライヴの時でも静かだって聞いていたからね。
−−一緒に歌っている人もかなりいましたものね。
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| ローラ&ジョニー。なぜか腕相撲中! カメラマンはもちろんトーマス。 |
ローラ:そうなのよ! あれには本当に驚いたわ。「なんでみんな歌えるのー!?」って(笑)。
−−それも、本国イギリスでの活動をがんばった結果、評判が日本に飛び火した証拠だと思うのですが、あなた達にとって05年はどんな1年でしたか?
トーマス:忙しかったけど、ライヴがたくさん出来たことは本当によかったと思うな。ライヴは楽しいし、やっぱりバンドの基本だと思うからさ。うん、素晴らしい1年だったよ。
ジョニー:バンドを組んで最初の1年ではあったけれど、すごく速く時間は過ぎて行ったね。大好きなアーティストや仲間と一緒のステージに立てたり、僕にとっては過去最多の観客を前にした演奏も実現した。フェスティバルに出演したりね。
ローラ:信じられないような1年だったかな。ツアーに出ていると、直接ファンに会う機会はあっても、ラジオで自分達の曲がかかっているのとか、レコード会社の誰がどんな宣伝をしているのかなんて知る由もないの。だから、突然ラジオから私達の曲が聞こえてきたり、雑誌に自分達が掲載されていたりすると、奇妙な感じがするのよ。昨日も町を歩いていたら、「ウィズアウト・ユー」がどこからともなく聞こえてきたのよ! すごーく不思議なんだけど、すごーく嬉しいことね。
−−先ほどダンテとドーンも言ってましたが、ツアーをすることで、バンドはその結束を固め、力を強くしますよね。
ジョニー:そうなんだよね。ライヴでの演奏力という点はもちろん、人間関係も成長するから。今では、ひとつの問題に対してみんなが同じ意識で取り組みながら解決を導けるようになったんだ。
−−男性陣と女性陣に別れてケンカをするなんてことは、ないんですよね?
一同:(口々に)ないよねぇ?!
ローラ:(笑)それは、ないわ。なぜって、みんな年齢も文化的背景もあまりに違うから、まずお互いに競い合うっていう感覚がないの。だから、ケンカをするといっても、原因は本当に些細なことばかりよ。ふふふ。基本的にこのバンドのメンバーは、いい人達ばかりだし!
−−バンド内の役割的には、どんな感じなのですか? 例えば、家族に例えたら、誰がお父さんで、誰がお母さん?
トーマス:ローラがお父さんで、僕がお母さん。
ローラ:えぇーっ、私、最年少なんだけどぉぉー! ジョニーは、ペットの犬ね。今日も朝からずーっと食べてばっかり。
ジョニー:僕は、玄関マットでいいよ。
一同:(爆笑!)
ローラ:ダンテはおじいちゃんで、ドーンはセクシーでわがままな娘ってところかな!(笑)
−−エル・プレジデンテが始動してからまだ1年半。とはいえ、実際に活動してきた中で見えて来た将来的な目標や理想像などもあると思うのですが。こんなバンドになれたらいいな、というあなたの希望を聞かせてください。
トーマス:人間関係を維持しつつ、音楽的なことはもちろん、すべてに関して化学作用を起こせるバンドになれたらいいね。
ローラ:演奏面に関しては、お互いの批評やアイディアに耳を傾けられるようになること。キーボードはこうしたら?とか、ドラムはもっとああした方が…というようなことね。そして時には妥協することも必要だと思う。あとは、演奏あるのみ! とにかく回数を重ねていかなくちゃ。
ジョニー:玄関マットは、お父さんとお母さんの意見に賛成(笑)。
−−そういうあなた達から見て、「彼らは理想だな」と尊敬し目標にできるミュージシャン、バンドと言ったら誰ですか?
ジョニー:たくさんいると思うよ。
トーマス:やはり、長い間、同じメンバーでバンドを継続させているバンドというのが理想だな。だって、それはいい音楽を作ることができているという証拠でもあるからさ。
ローラ:なら、私たちもそうならなくちゃね。
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| トーマス&ローラ。撮影したポラロイドも近日公開しますので、お楽しみに! |
−−エル・プレジデンテとして挑戦してみたいことは、ありますか?
ジョニー:フジ・ロック・フェスティバルに出て富士山に登りたい!
−−残念ながら、フジ・ロックの開催地は富士山じゃないんですよ。
ジョニー:そうなの!? なんで??
−−第1回目は富士山の麓でやったんですけど、天候が悪くなったりで色々大変だったんです。でも、富士山は日本のシンボルでもあるから、フェスティバルにその名前がついていてもおかしくはないんですよ。
ジョニー:なるほどね。フェスティバルに出るのは大好きなんだ。他のバンドもできるだけ観るようにはしてるよ。
−−ミュージシャンになる前もファンとしてフェスには参加してましたか?
ジョニー:もちろん! 友達と小さなバンに乗って行ってたよ。
トーマス:これから頭角を現して来るだろうバンドをチェックする楽しみと、フェスでしか観られない特別な再結成バンドとかあるからねー。
ローラ:気候がよければ、最高よね。以前、洪水でなくなったフェスもあったから。
−−では、最後の質問です。あなたが会って話をしてみたいミュージシャンをひとり挙げて、どんな話をしたいのか教えてください?
ジョニー:ジミ・ヘンドリックス。一緒にビールでも飲みたいな。
トーマス:僕はスティーヴィー・ワンダーかな。
ローラ:スティーヴィー・ワンダーもいいけど、ジョーン・ジェットにも会いたいっ!
−−スティーウ゛ィーが去年プロモーション来日した時の記者会見で…
ジョニー:キシャカイケン!?(日本語で)
−−ええ、Press Conferenceのことです、記者会見。
ジョニー:あぁ! なんか英語かと思っちゃった(笑)。
−−(笑)いやいや。で、彼は、その会見に出席していたラジオ番組すべてのジングルを、その場で即興で作ってくれたんですよ。ひとつ作ってあげちゃうとみんなが欲しいって言うじゃないですか。そのリクエストに全部応えていたのには、感動しました。
ローラ:素晴らしいわね。
ジョニー:控え目でいい人だって聞いたことはあるけど。
トーマス:こんな話もあるよ。グラスゴーでDJをやってる友達から聞いたんだけどね。ある日、盲目の女性が、自分で作ってピアノで弾いた曲のテープを、コンサート前にスティーヴィーに渡したんだって。そうしたら、終演後にそのテープが彼女の所に戻って来た。せっかくプレゼントしたのに戻って来ちゃったと思ったら、彼女の演奏にストリングスやらリズム・セクションやらが追加録音されて、素晴らしい曲になっていたんだって。
一同:ほぉー!!