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Special Feature Archive

SXSW (South By Southwest)

SXSW

South By Southwestとは、(略してSXSW)

 毎年3月にアメリカはテキサス州オースティンで開催されるエンターテイメント系のメディア・コンファレンスです。インタラクティヴ、映画、そして音楽の3部門からなり、3月初旬から中旬過ぎにかけてのオースティンはSXSWに参加する人々で溢れます。中でもSXSWのトリを飾る音楽部門は有名で、1000を超えるバンド/ミュージシャンが世界各地からかの地を訪れてショウケースを行ないます。
 オースティンのダウンタウンには、『6thストリート』という名物ストリートがあり、ここは100を超えるクラブ/ライヴ・ハウス/バー/レストランが軒を連ねており、また、ここから少し離れた場所にも多くの演奏できる場所があります。これらをすべて使ってショウケースは行なわれます。
 バンド/ミュージシャンの中には、大物もいれば、まだレコード契約を持たない駆け出しの新人もいて、それぞれが目的をもってSXSWに参加します。例えば新作のプロモーションをしたかったり、レコード会社や出版、エージェントとの契約をみつけたかったり。
 そんなわけで、SXSWに参加するのは演奏者はもちろん、観客もほとんどが業界人ということになります(一般人の参加も可能。一般参加者の多くは後述するパネルや昼のショウケースには入れないリストバンドを購入)。参加希望者は前年の秋からスタートするネット上での参加登録をすませればOK。早くエントリーすればその分参加費は安くなりますが、音楽部門のみ参加(5日間)で400ドル前後の出費は覚悟しなくてはなりません(宿泊費やら交通費がかかることもお忘れなく)。
 ひとくちにショウケースといっても、実はそれだけが音楽部門の中味ではありません。SXSW開催中の本部となるコンヴェンション・センターでは、毎日、様々なパネル・セッションが行なわれます。例えば今年、公開インタビューに登場した顔ぶれの中には、ビースティ・ボーイズ、ニール・ヤング&ジョナサン・デミ監督、モリッシー、レイ・デイヴィス、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ)、k.d.ラングら大物がすらり。また、音楽ダウンロード、レコーディング技術、メディアのありかた、作詞/作曲の仕方…と、ありとあらゆるテーマでパネル・セッションが行なわれます。
 さらには、雑誌、ラジオ、インターネットの媒体や、各国のSXSW事務局によるブースが多数置かれ、宣伝活動を行ないますし、ポスターやCDのアートワークを手掛けるアーティスト/デザイン会社によるトレードショウも開催され、まさに音楽産業に関わるすべてが一堂に会していると言っても過言ではありません。
 これらSXSW主催のショウケースやパネルなどとは別に、各国単位、レーベル単位、メディア単位などで主催されるショウケースもあります。我々はこれを「昼間のショウケース」と呼んでいますが、大抵正午過ぎから各会場でスタート。夜のSXSWオフィシャル・ショウケースが始まる時間まで延々と続きます。これらショウケースは、事前に招待状を持っていないと入れないものもありますし、誰が行っても(近所に住む人がぶらりと立ち寄っても)ただでバーベキューが食べられたりビールが飲めたりする気前のいいものまで、色々です。
SXSW (South By Southwest)